金持ち喧嘩せず

ストライクフォース3月のメジャー大会のメインカードが出そろった

3/5/11 Strikeforce: Columbus
venue: Nationwide Arena, Colombus, OH
ハファエル・フェイジャオン・カウバカンテ vs. ダン・ヘンダーソン【ライトヘビー級タイトル戦】
ルーク・ロックホールド vs. ティム・ケネディ
ビリー・エバンゲリスタ vs. ホルヘ・マスビダル
ミーシャ・テイト vs. マルース・クーネン


ティム・ケネディの対戦相手として噂されていたジェイソン・メイヘム・ミラーは出場しないこととなった。Fighters Only によると、メイヘムの次戦はホナウド・ジャカレイとなることが濃厚だということだ。

ジャカレイが早速コメントを出している

ヤツのことは全く恐れていない。最初の試合ですでに倒しているし、2度目の試合も有利に進めていたら、やつがナンセンスなことをしてきた。ヤツは私を恐れている。2度とも、勝ったのは私だからだ。私は与えられた仕事はする。ヤツと戦えと言うのなら上等だ。嫌いな人間を殴れるというのもいいものだ。躊躇なく殴らせてもらう。



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ダナ・ホワイトがついにストライクフォースのヘビー級トーナメントについてコメント! Cage Potatoより。

 UFCと競い合うようなものではないよ。私がストライクフォースなどのマイナーリーグのことをどう思っているのかは知っているだろう。ヘビー級トーナメントというのはある程度人の興味を引くものだ。最後まで勝ち残った選手は、トップ選手の一人と見られることになるのだろう。悪くないんじゃないか。私は気に入っている。このことはあんまり考えたこともなかったが、まあ彼らには良かったんじゃないか


ダナ・ホワイトがどんなコメントを出すのかは注目の的であったが、なんと、何事もないかのように、さりげなくお褒めの言葉をだしたのであった(リンク先に映像あり)。ううむ、かえって驚きだし、なんだか薄気味悪い。この負けず嫌いの男が、心中穏やかなはずもなかろうと思うのだが・・・くやしいからこそのプリテンダーなのか、それとも実はなにか背後に勝算でもあってのことなのか・・・

ダナ・ホワイトは通常であれば、大きなニュースはYahoo!のKevin Iole記者やMMA Fighting の Ariel Halewani記者を通じて流すのであるが、今回はよくわからないメディアから変なタイミングでコメントを垂れ流して見せた。はげ頭から湯気を立てて怒ってみせれば、ストライクフォースと同格になってしまうからであろう。SRCもちょっとは見習った方がいいと思う。

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月刊「ゴング格闘技」2011年3月号に掲載された、高島学氏によるインタビュー記事に対する当社の見解と対応に関して(SRC公式)

・僕がSRCなら、本当に事実無根の記事を書かれて経済的損失を被りそうになったのであれば、こんなリリースでフリーライターを個人攻撃する暇があったら、その雑誌の編集長の首根っこを掴んでスポンサーの前に連れて行き、事実無根であったことを認めさせ、土下座で謝罪させるだろうと思う。思えば青木・廣田問題の時にも、SRCの抗議の矛先は、FEGのトップではなく、「背後でたきつけた何者か」であった。きっとこういうやり方が、SRC流のガス抜きなんだろう。

・読後感として、ゴン格を読んだ安田会長が「こんなみっともないことを書かれるくらいなら、もう俺は辞めるゾ!」と激怒したという絵が思い浮かぶ。あるいは、そんな絵を思い浮かべてね、と言われているような気がする。安田会長がナイーブな小人物に見える。問題の日沖インタビューでは、実際にはSRCよりもむしろDynamite!のほうが高島節によってこっぴどく斬られている。でも、FEGは怒っていない。こうなると安田会長は、他プロモーション比でも小人物ということになる。他方で高島氏が、SRCを潰せるほどの力を持った大物に見えてしまう。誰が誰に対して因縁をつけるのかという点で、SRCにはもうちょっとプロレス頭があった方が良いのではと思う。

・なお僕が知る範囲ではあるが、4.23有明コロシアム大会というのは、これまでにアナウンスもされていなければ、海外サイトでの噂話すら流れていなかった。本当にそんな大会が決定していたのかどうかは、一般のファンには確認のしようがない(つまり、信憑性がないと思われても仕方ない)。

・スポンサーを怒らせるというのは確かにまずいが、SRCにとってドンキホーテは、スポンサーと言うより親会社である。従ってこれは、親会社から子会社が怒られたという、内輪の話であって、一般社会ではこういうことはあまり表沙汰にするものではない。

・それにしても、格闘技のライターを生業としている人にとっては、ぞっとする話ではないのだろうか。SRCについては、もはや怖くて何も書けなくなるのではないか。SRCだって、メディアから腫れ物を触るような扱いを受けるのは、つまらないのではないか。それでもとにかく、高島氏個人を抹殺したいという意図だけはすごく伝わってくる声明文ではあった。高島氏が北岡(!)と渡米中という、絶妙のタイミングでもあった。

・なお、これが新しいイベントプロデューサー、松本天心氏の実質初仕事となったように見える。そもそも松本氏と高島氏の関係がちょっと気になったりもする。就任したばかりの松本氏のインタビューがKamiproにはあったがゴン格にはなかったのも、ちょっと奇妙であった。

・SRCのやり方には余り感心しないし、疑問もたくさんあるが、ではゴン格3月号の、高島氏担当のインタビュー記事が非の打ち所のないすばらしいものだったかといえば、そうでもない。個人的には、インタビュー相手の口から、高島理論を言わせようと誘導しているように見えてしまうところが面倒くさい。その点ではSRCの抗議文書の言うとおりだと思う。高島氏は日沖だけでなく、高谷にもスコット・コーカーにも、基本的には同じような誘導ばかりしているので、もう読まなくても何が書いてあるかがわかるほどだ。理論と言っても、ショートノーティスのオファーはよくないとか、テレビ格闘技が行き過ぎるのは悪いとか、まあその程度のことである。それは誰でも知ってる。そんな質問をスコット・コーカーにまで、よくもまあ恥ずかしげもなく投げるものだと思う。

・ゴン格というのはポジション的に不思議な雑誌で、読んだ後、お金と時間を無駄にしたとか思うことが何度もあるのに(個人の感想です。もちろん、よい記事が掲載されることもある)、ついまた買ってしまうのは、はっきり言えば競争相手がいないからである。僕はゴン格の基調に流れるある種の原理主義を大変つまらないと考えているが(時々それがとんでもなく破綻しているところがアナーキーなのだが)、雑誌にある特定のカラーがあること自体は、悪いことではないし、むしろ当然のことである。そのカラーが気に入らないなら、買わなければいいことだ。ただ、僕のような観戦専門の格闘技ファンにとって不幸なのは、格闘技情報誌を月一冊くらい買うのも悪くないと思っているときに、他の選択肢がないことである。Kamipro はまたちょっと別世界の雑誌である。

・想像するのだが、SRCから見ても、取材してほしい雑誌って、ゴン格くらいしかないのではないだろうか。ほかにもたくさんのメディアがあるなら、今回の件だって、ゴン格を取材拒否すれば済む話だからだ。そんなゴン格のいわば小さな独占状況が、ゴン格に緩慢な高慢さを与え、それに対するSRCの不満のはけ口が、一フリーライターに向いたという推理はどうだろう。

・国内外の記者のツイッター、およびそれを紹介するブログ記事によれば、SRC自体が崩壊することはどうやらないようなので安心した。そうであるならば、他人の喧嘩は蜜の味とも言う。これからもどんどんやりあっていただくことを期待したい。


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