風向きはジョン・ジョーンズ!

ジョン・ジョーンズのUFCライトヘビー級ベルト挑戦の電撃決定の舞台裏を、Yahoo! SportsMMA Junkie から抜粋してまとめる。

 土曜日の午後、UFC126の会場に向かうクルマの中で、ラシャド・エバンス欠場の報がダナ・ホワイトに届いた。ホワイトは、前々日の公開練習でも、前日の公開計量でも、もっとも注目を浴びていたジョン・ジョーンズを、新しい挑戦者候補として心に決めた。

 そうはいっても、いくつかの要素がしかるべきところに落ち着かなければならない。つまり、ショーグンが対戦相手変更を受け入れなければならないし、ジョーンズはベイダーに勝たなければならない。

(ダナ・ホワイト)何かがうまくいかなかったときのプランBまでは考えていなかった。ジョーンズとベイダーの入場直前になって、ショーグンに『聞いてくれ。もしこのキッドが勝ったら、君と戦わせたいんだが』と告げた。二人が入場したころには、ショーグン陣営は試合を受けてくれていた。



そこから先の筋書きは、この上ない最高のものだった。

試合が終わった直後、私は今度はオクタゴンにあがり、勝利者インタビューの前にジョーンズを捕まえて『ショーグンと戦いたいか』と尋ねた。この試合はそんな風にして決まったんだ。

このキッドはもう十分、プレッシャーを味わっていた。なにせベイダーと戦うんだからな。だから試合前には「勝ったらショーグンとやらせるよ」とは告げていなかった。



 ジョーンズとエバンスは、同じニューメキシコのグレッグ・ジャクソンのジム所属である。ここ数週間、エバンスが仮想ベイダーとなって、ジョーンズの練習につきあっていたのだという。「ラシャドはベイダーの真似をしてパンチをたくさん受けてくれた」とジョーンズは語っており、来週からはそのお返しで、ジョーンズの方がショーグンの動きを真似て、エバンスの練習につきあうことになっていたのだという。

エバンスは、「君のベルトには挑戦しないし、(同門対決など)誰にも無理強いもさせないからね」とジョーンズに告げたのだという。

UFC128はニュージャージー州ニューアークで開催される。ジョーンズは隣町の出身で、ニューアークの高校に通っていたと言うから、ホームタウン・アドバンテージを背負っての大舞台となる。「地元の人たちをがっかりさせたくない」とジョーンズは語っている。

MMA Junkie によれば、「ショーグン vs ジョーンズ」の掛け率は、ジョーンズ-150、ショーグン+120(ジョーンズが勝つ確率6割)となっているそうだ。

ちなみにラシャド・エバンスの前回の試合は昨年5月のクイントン・ランページ・ジャクソン戦。ラシャドはこの試合で勝利し、ショーグンへの挑戦権を得たのだが、その後ショーグンの負傷が発覚。ラシャドは一試合も挟まないでショーグンの復帰を待っていたところ、今度は自分の怪我でタイトルマッチを失ってしまった。同門の後輩がタイトルをとった場合、他の階級に変更するつもりだそうだ。

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MMA Fighting のダナ・ホワイトのビデオインタビューより。

アンデウソンの試合の最初数分、変な動きを始めたときには、また始まったと思ったよ。

周囲が笛や太鼓の大騒ぎしてやっても、実際にケージで戦うのは選手だしなあ。

あんなフィニッシュはビデオゲームでしか見たことないよ。

優秀な選手はああいうことをやるんだなあ。あんな優秀な選手は、何を考えているのかさっぱりわからんよ。とにかく、才能を気に入ってるし、何をやらかすか楽しみだよ。

アンデウソンがいい試合をしてくれると、自分は機嫌が良くなるんだ。

ヴィトーはわからんな。ただヤツの試合の8割は最初の4分で終わってる。いきなり飛びかかって戦争するタイプなんだな。

みんなは「アンデウソン vs GSP」が決定したように言うが、GSPはまずシールズに勝たないといけないんだぞ。シールズをわすれてはいかんよ。GSP本人は、勝てば階級を上げて次はアンデウソン戦だと言うことに同意している。

UFCではボクシングみたいに、選手が欠場しても、いちいち試合が延期になったりしないんだ。ジョーンズのタイトルマッチ出場を発表したとたん、チケットマスターが大騒ぎになっているらしいぞ。


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元WWEアナウンサー、ジム・ロスのUFC126感想より。

 アンデウソン・シウバを見ていると、故ジャイアント馬場の「Me No Understand English」ギミックを思い出す。どうやらアンデウソンはちゃんと英語をしゃべれるようなのだが、そんなアンデウソンにインタビューしているジョー・ローガンも、シウバの英語力がワークであることはお見通しのようだ。野球スキャンダルの頃、サミー・ソーサも同じ手を使っていた。

 UFCはジョン・ジョーンズを、GSPなみのブランドに育てていくことが出来るだろう。話もうまいし、わざとらしさのない、ナチュラルなカリスマが新鮮だ。入れ墨も入れすぎていないし、ローリスクなタイプのキャラなので、大企業スポンサーにとっても優しい存在だろう。

 余談だが、MMA実況解説陣は、すべての視聴者がハードコア・ファンであるかのように放送すべきではない。トレイナーの名前やファイトスタイル、所属ジムなどについて触れたいのであれば、短い説明をつけなければならない。そうすれば、カジュアルファンを遠ざけることなく、ハードコアファンへと育てていくことが出来るだろう。





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