線形回帰分析による最適PPV価格の研究


Figure Four Weekly 2010年11月2日号(だいぶ前です)に、Chris Harrington 氏が集計した、WWEのPPV に関する統計分析が掲載されていた。調査期間は2007年~2010年9月まで。同じPPVといっても、レッスルマニアのようなショーと、毎月行われている通常のPPVとでは品質が違うので、見合った価格設定をするほうが、仮に値下げをしても、その分以上に販売件数が増えるため、WWEの収入はより大きくなるのだと言うことを統計で示している。

これはWWEのデータではあるのだが、日本の格闘技のPPV価格設定についても示唆を与えるものだと思う。「この大会とあの大会が、同じ3150円!?」と思って、買い控えたことが個人的には確かに何度もある。他方で、「もっと払ってもいい!」と思う、ツボを突きまくった大会だってあったと思う。格闘技のPPVなんて、生活費必需品じゃないんだから、価格の弾力性をあげるほうが収益は上がるだろうというのは、まあ、ごく当たり前の結論である。もっとも、日本の格闘技ではPPV価格の心配すら、出来なくなってきているが・・・

まずはWWEのPPVにかんする基礎統計から。

PPV大会数PPV販売件数(全世界)PPV販売件数(米国)PPV平均価格WWEのPPV売上取り分
2007155,2013,43542.3517.43
2008145,0343,33843.3517.76
2009144,4902,80143.2717.26
20102,8591,62348.00
(単位は千件、ドル)
このアーティクルでは、これらの統計を、以下の6変数の線形回帰モデルで分析している。

1 大会はレッスルマニアであるか否か
2 Aクラス大会であるか否か(=サマースラム、ロイヤルランブル)
3 大会に「Hell in a Cell」戦か「Elimination Chamber」戦が含まれているか
4 米国内PPV価格
5 同じ週末にUFC大会があるか否か
6 同じ週末にUFC大会があった場合、その大会のPPV販売数


求められた線形回帰モデルを使った予測値は次の通り。

1 現行の価格で販売した場合の予想販売件数と、WWEの収益を最大にする最適価格およびその価格での予想販売件数は、次のように計算された。

実際の価格 予想販売件数最適価格予想販売件数
Bクラス大会9大会44ドル959万3千26ドル9527万4千
「ヘル・イン・ア・セル」「エリミネーション・チェンバー」44ドル9513万5千28ドル9529万6千
Aクラス大会44ドル9523万5千33ドル9534万5千
レッスルマニア54ドル9560万6千57ドル9557万6千

(価格は標準画質。HDの場合は10ドル加算)

2 米国内でのPPV売上の5分の1以上を稼ぐレッスルマニアの実際の価格は、理論最適価格に近くなっている。ところがBクラス大会については現行価格は高すぎとなっており、5~10ドルの値下げで売上が大きく伸びるという計算になる。現在の価格体系では、Bクラス大会1大会につき、PPV売上35,000~55,000件、売上にして80万ドルを損失している可能性がある。

3 「ヘル・イン・ア・セル戦」(金網戦)「エリミネーション・チェンバー戦」と言ったギミックマッチがあると、PPV売上42,000件、売上にして77万5千ドル上昇する

4 レッスルマニア以外の大会のPPV価格を5ドル落とすと、売上件数が30%、売上高が18%増加する。

5 レッスルマニア以外の大会のPPV価格を10ドル落とすと、売上件数が60%、売上高が30%増加する。

6 調査期間中、同じ週末にUFC大会があったのは9回で、うち5回について、WWEのPPV件数は予測値より相当少ない件数の販売にとどまった。2010年のレッスルマニアで12万件程度、2009年のTLCで4万7千件が奪われたとみられる。

7 「メインイベント出場選手」とPPV販売数を分析したところ、ジェフ・ハーディとHHHが登場する場合に必ずプラス効果があった。ハーディが登場する大会は1万9千件、HHH登場大会は1万6千件のPPVが余計に売れた。他方で、エッジ、バティスタ、ランディ・オートンがメインに登場すると、PPV売上にマイナス効果があった。試合前の因縁プログラムの効果については、「CMパンクとジェフ・モリソン」の対立が、PPV売上を3万5千件押し上げた。「クリス・ジェリコとレイミステリオ」「ケインとグレート・カリ」の因縁はPPV売上をそれぞれ1万6千件、1万9千件押し下げた。

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うわー、稲村さんという人、おぼえてるわー。何回か記者会見で顔を出していたよねえ。見た目的には非常に地味な人だった。なんでまた、こんな市役所勤務みたいな、あるいは内部監査担当みたいな雰囲気の人がこんなところに・・・と違和感を感じたので、逆に覚えてる。



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「注射(注・“八百長”の角界での隠語。これも現在では、名称が変ってきて、“お医者さん”とか“病院が好きな人”とか言っているようだ)をうったとき(注・つまり八百長を頼んだとき)、うたれたときの一番というのは、かたくなってコチンコチンなんですよ。バレるとまずいから両方とも関係ないところで、一生懸命力を入れてる。むずかしいんですよ、注射相撲というのは。だから、そういう意昧でいうと、決して“無気力”なんかで注射の相撲はとれないんです」



Once I Was A Champion - エバン・タナー ドキュメンタリー(公式サイト)


危うい記事を削除したばかりの渡辺久江が、自らのブログでまたしても身を切るようなエントリ。また削除されそうな気もするのでトップページへのリンクだけ張っておく。バイトは辞めたようだ(笑)。僕はこの人、選手としても女性としても好きなんだけれども、何となく戦い続けていくわけにはいかないものなのだろうか。客観的に見ても、華やカリスマやタレント性は、まだまだあると思うんだけどなあ。Girls S-CUPの時だって、ちゃんとプロモーションの出来る人だったし、よりによってRENAと戦うから、オーラが薄く見えただけなのであって・・・もうニーズはないのだろうか。女子格にとってもったいないのでは・・・それとも本人の気持ちがもうないのだろうか。





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